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2005年9月 2日 (金)

旬のもの

京都府埋蔵文化財研究集会の準備と大名古屋イベントの打ち合わせの後、上京知恵袋の第2回会合を開く。
今回はボランティアひまわりがもっている京都・どまんなかのさまざまな文化をまとめていくためのあらすじをかためるもの。
会場は今出川小川を下がった上京のどまんなか。
メンバーはボランティアひまわりから4名、大学チームは4名(Iくん、Nくん、KENおよび鋤柄)。
最もコアな京文化が現在も生きている上京の身近なさまざまを残し、伝えることが目的で、いわゆる貴族文化研究とは異なること、それから上京に所在するメジャーな寺院や神社の儀式研究とも異なることを確認。
フリーディスカッションから開始ということにして、ボランティアひまわりのみなさんのお話を聞く。
話題は正月から始まる。元旦には刃物を使わないそうで、はさみも使えないので困った経験があるとか、元旦は着るもののすべてを新しいものにするとか、骨正月という言葉があるとか、次々と話題がでてくる。
夏の話題も豊富だ。送り火の正しい見方や。地蔵盆の時に2階からフゴで景品が降りてくるとか、蒸し暑い京の夏の過ごし方に古代・中世の日本の生活文化を感じる。
そういえば、以前にここで書いたように、森先生は食文化の調査を自らおこなった。今回のプロジェクトでも、上京のひとが食す旬のものというテーマができそう。最近コンビニが生活の中心になっている学生くんたちに新たな刺激になるだろう。
(ということで、本日のオチは「文化情報は旬のもの」)
全体のテーマを「上京の四季・京の四季」にして、構成は「年越しと年明け・夏を過ごす・ぼた餅と彼岸・桃と端午・お火焚・七夕」として、コラムで「冠婚葬祭」とすることに決定。
9月を目標に「夏を過ごす」をまとめることにしてお開き。データは順次上京webでも公開していきます。
帰宅して上京webの携帯電話ガイドブックのコンテンツマップを作成する。
現地を思い出しながらイラストレーターで地図く。今日は平安宮エリア。一般に知られているのは、「山中油店」の通りを西へ行って、千本通りに出る手前にある「内裏内郭回廊跡」の表示と、千本丸太町の交差点の北西にある「大極殿跡」の石碑。
(平安時代と平安京を研究する人は、この「大極殿跡」の碑を見てはじめて研究にとりかかったことになる)
けれども重要なのはこの「内裏内郭回廊跡」の表示と「山中油店」の間に内裏があったということ。現地を歩くと路がややこしくていつも迷ってしまうが、地図をトレースして得心。なんでもやってみるものだ。地図を書かせるということは「文化財解析」の基礎としたい。
京都アスニーにある模型をイメージしながら、「内裏」「朝堂院」「豊楽院」の表示ポイントを決め、時代は異なるが「聚楽第の堀跡」ポイントも加える。
現地を歩いて、地図を書いて確認して、資料を調べて、また現地を歩く。京都の歴史がどんどん体の中に入ってくる。

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