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2005年12月 4日 (日)

京都の歴史を駆け抜ける

先日から上京探索マップの原稿整理を一気にすすめている
先週の週末が目標だったが
いつもぎりぎりにならないと仕事を始めないという悪い癖を反省しつつ
青山さんの表紙データを木曜日に送って
地図面のデータを金曜日に送って
土曜は果ててしまったので
日曜日に表紙面のデータを送る

表紙面では平安時代から江戸時代までの歴史遺産を写真と共に短く紹介する
今回は普通の歴史マップではあまり取り上げられることのなかった遺跡をクローズアップ
京都市考古資料館と同志社大学歴史資料館の協力で
上京区内(一部中京区も)の主な遺跡の写真を揃える
これまでに無い話題作になること請け合い
各写真の説明は「見出し」「小見出し」「70字か40字の説明文」
学生君たちの原稿に目を通しながら、資料をチェックしながら
内裏内郭回廊跡から京都守護職屋敷跡まで1000年の時を約10時間で駆け抜ける
わかっていたことを確認するのと同じくらいの量で新しい発見をする
海龍王の館と言われた高陽院は4つの池があったと言うが
千本釈迦堂の本堂は京都市内最古の木造建築物(鎌倉時代初期)で国宝だ
愉快愉快

いろいろな勉強の方法があるが
思えば鋤柄の場合は、いつもこういった実戦の中で走りながら資料を調べエピソードのつながりを考えてきていた
あまり体系的な方法とは言えないから回り道も多いが
体系的でない分だけ、いろんなエピソードがつながり新しい発想が生まれる
 と思っている
この業界には大学とかそうでないとかに関わらず現場型の研究者と非現場型の研究者がいて、面白いほどに話が合わないことが多い
それから遺物とか遺跡とかに関わらずモノ型の研究者とモノノ型の研究者がいて、これもまた面白いほどに話が合わないことが多い
アナログでシームレスでとにかくめったやたらの全体である歴史の研究に対して
体系的な方法って一体何だろうということがわかるようになるには時間と経験が必要
とは言え初学者は、教養としてのクラシカルな勉強も重要
なにごとも勉強勉強


飯村均2005『律令国家の対蝦夷政策』新泉社
小林昌二2005『高志の城柵』高志書店
藤木久志2005『戦国の城』高志書店
東北中世考古学会編2005『海と城の中世』高志書店
千葉城郭研究会編2005『城郭と中世の東国』高志書店
小野正敏・藤沢良祐編2005『中世の伊豆・駿河・遠江』高志書店
C.ギャンブル著 田村隆訳2005『入門現代考古学』同成社

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