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2006年2月10日 (金)

上京携帯歴史ガイドはいかがですか(常在光院跡?)

今日の京都新聞電子版に、上京歴史探訪館企画の一環ですすめている、携帯電話によるガイドブックが記事で紹介されました
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006020900205&genre=I1&area=K1B

大阪城公園に次いで2番目です
技術的にはあっと驚くものではないですが
コンテンツとその活用によって生まれる新たな可能性はそれ以上のものです
これがまさに文化情報だと思います
もちろん新しい技術をこれからもどんどん組み込んでいきたいと思っています

明日からの京都観光には
探索マップと携帯ガイドと探訪館webの3点セットをお忘れなく

同じサイトに知恩院の庭園の地下から足利尊氏が東山山麓に創立した常在光院の庭園跡の可能性のある遺構が発見されたという記事がある
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006020900141&genre=M2&area=K1E
さすが京都は奥が深い
どこの時代のどこの地域の歴史研究でもそうであるが、科学としての立場を守るために
互いに関連が知られている最も信頼性の高い(と思われる)データのみで叙述をおこなうことが正当とされてきた
もちろんそれは正しい。
しかしそれを優先することで、断片としての信頼性の高いデータは叙述の中に組み込まれる機会を失い、その結果なにかどこかで聞いたような話しは多く聞かれるものの、ほっとしたりあっとしたりするような人間的な歴史叙述にはあまり出会わないような気がしている

一見矛盾するように思われるかもしれないが、鋤柄が文化情報学部で、デジタルと数量化をキーワードに目指しているのは、黒田日出男さんが言っているような、井上光貞先生や岸俊男先生、そして網野善彦先生や石井進先生に代表される「超特大な実証力を持った(人間的な叙述をした)歴史家」であり、その最も直接的な研究法が森考古学である
常在光院の話題は、そんな現在のスタンスをあらためて思い起こさせてくれた

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