« 唐古・鍵考古学ミュージアム2006年度春季企画展 | トップページ | 鳥羽について考える1 »

2006年4月19日 (水)

発動する京都2006

本日は学際科目の「発動する京都」の平安時代第1回目
講師はゲストで神戸大学の高橋昌明先生
1185年に京都白川を中心にマグニチュード7を超える地震がおこったという
その時、院政期の文化を象徴した法勝寺の九重塔から瓦が崩れ落ち、得長院が倒壊したという
ドキュメンタリータッチでその時の地震についての記事たどり
記録を残した人物や、記された内容の整合性を確かめながら
源平の争乱で荒れた京都とそこに生きた人々の姿を甦らせる

あらためて思ったのは、京都に対する源平の争乱の影響の大きさ
『方丈記』によれば、各地からの産物が入ってこないため、京都の人々の暮らしはいたく貧窮したという
どれほどの状態だったのだろうかと思いながら
そう言えば、修論で京都でみつかる中世の陶磁器の定量分析をした時に
15世紀代に著しい落ち込みのあることを明らかにし
その背景がわからないまま今日まで来ていたことに気がついた
先年から歴博の小島さんが注目してくれているが
それでは12世紀の陶磁器の定量分析はどうなるか
考えてみたい

それから二条通の東への延長を中心とした六勝寺街区の東に
最も広大な敷地をもった法勝寺は、その二条通をふさぐ形であったという
二条通を東へ突き当たったところが法勝寺らしい
この風景は、平安京においてはとても不思議である

ところで12世紀から13世紀代といえば善光寺にとっても重要な転換期
例によって思いを巡らせていて、そういえば中世瑞巌寺の成立にも北条がかかわっており
時期もプロセスも似ているように思った
石窟と板碑の立ち並ぶ瑞巌寺の風景は、善光寺の裏山にあったという数千基の石塔とオーバーラップするだろうか
納骨と聖で共通する善光寺と高野山は瑞巌寺とオーバーラップするだろうか
5月の長野では石塔も見ないといけないことになった

★気になるニュース
防災科学技術研究所:五重塔1/5型振動台公開実験とシンポジウム
 http://www.bosai.go.jp/jpn/koho/event/gojyus.htm
②阿武山古墳(高槻市)の近くから7世紀中ごろの八角形墳が見つかる(茨木市)
 八角墳については明日香村のサイトが参考に
 http://www.asukamura.jp/discovery_asuka/hakkutsu-tyosa-kai/p2.html

« 唐古・鍵考古学ミュージアム2006年度春季企画展 | トップページ | 鳥羽について考える1 »

京都」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 唐古・鍵考古学ミュージアム2006年度春季企画展 | トップページ | 鳥羽について考える1 »