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2006年8月14日 (月)

職業、エディ夕一?

考古学はただ遺跡を掘るだけの学問ではありません。 発掘調査で得られた様々な情報を、多くの研究者や歴史に関心のある 総ての人々に公開し、共有化することによって研究をすすめ、 社会に貢献することにも重要な責務があるのです。 ところが考古学の重要な情報は、基本的に遺物や遺構についての 退屈で膨大なデー夕の積み重ねの中にあります。 しかしそういった情報は、そのままでは、その重要性は専門家にしかわかりません。 そこでこういった情報を歴史的に解釈して広く提供していく作業も必要になります。 それが発掘調査報告書や博物館図録や様々な概説書などの編集です。 考古学者たちは、限られた予算の中で必要な情報を的確に表現するために、 自ら原稿を書き、図面をつくり、レイアウトを考え、執筆の依頼や掲載資料の選択と その借用交渉もします。著者と編集者を同時にこなすその期間はとっても大変。 でも彼らはそんな膨大な情報を整理して、それを総合化する中で多くのことを学び、 そして新しい発見も、しばしばそんなところから生まれるのです。

(歴史資料館コラムより転載)

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