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2006年9月21日 (木)

上京薪能

11時23分の各駅で興戸を出ると、12時08分に今出川に着く
秋学期が始まったら、2講が終わりかけていて、寒梅館も混み出す頃
烏丸通の向こうの塀の向こうで響く中学校の運動会の練習の音を聞きながら
田辺の方は間に合うんかいな、とイケメンと軽口をたたきながら久しぶりに500円ランチを食べる

愛しのアイシャで四条の事務所へ行った帰りに
ソニーのGPSを起動して京都御苑を少しうろうろ
迎賓館の前まで初めて行き、猿が辻と呼ばれている御所の東北の隅の由来の猿像を初めて見る
再びイケメンへ戻って西陣マップの打ち合わせをして
別の原稿の件で図書館で調べ物をして出てきたら渡邊くんに会う
広報へ例の作品を納品してきたと言う
あらゆることに言えるが、形にするということはとても大事なこと
それにいたるまでの様々な試行錯誤と紆余曲折があって
それもとても勉強になるし、やはりなんだかんだいっても
形にするとそれまで苦労の分がすべて経験値となって、人間をひとまわり大きくする
先輩の杉本カントクの後継者として、しっかり仕事をしてくれた
10月中旬の公開が楽しみ
えらいやっちゃ

白峯神宮でおこなわれる上京薪能に第2部から行く
田舎出身の者として(という決めつけは大いに語弊があるが)
これまで歌舞伎や能に代表される伝統的な文化には、まったくと言って良いほど縁が無かった
縁があったかもしれないと言えば、大昔、ちょっとだけ能楽に凝ったことがある
「石橋」という演目のレコードを聴き
日本ビクターが製作した「能楽囃子全集」のレコードを買ったことがある

Sany0645 上京の関係者だからという訳ではないが
上京薪能は京都を代表する薪能だと言って良いと思う
今年はその42回目だと聞く
大変なことです
京都というところは面白いところで
新しい文化をつくりあげる発動力と、それを持続するバイタリティの両方をもっている
やはり大きなサイクルでまわり続ける歴史の深さというものに
日頃から慣れ親しんでいる人たちが持っている潜在的な力なのだろうか
いわゆるイベント事とは違う性質のもので
どちらが良い悪いの問題ではなく
マスコミに登場するさまざまなプロデュースやイベントも大事なことは間違いないのだが
そういったプロデュースやイベントを違ったプロデュースやイベント的なこと
(これが行事や儀式だろうか)
京都の人たちは長い歴史の中で身につけているのではないかと思う

鋤柄的にはカタカナのプロデュースやイベントも興味はあるが
根っこはもうひとつの方かもしれないと、今日の上京薪能を見ながら感じた

誤解を恐れずに言えば不思議な空間だった
特別席へとの案内をなんとか遠慮して空いている席に座ると
右の前にはバイクのヘルメットをもった男の子
二列先に孫をあやすおばあちゃん
後ろに学生らしいカップル
それからあちこちに外国人の観光客
となりではおっちゃんが缶の蓋を開けてなにか食べ始めた
けれどもみんな熱心に舞台を見ている
立ち見も出たそんな大盛況の中
演目は粛々とすすむ
船弁慶は迫力があって、仕舞はノーブルで
寝音曲ではどっと笑いがおこり、鵺は思わず身をのりだしてしまう緊張感がはしった

Sany0662 時間の都合があって、最後まで見られなかったが
一歩境内を出ると、そこにはまったくいつもの当たり前の普通の日常の今出川通
けれども後ろ振り返ると
油小路通の向こうの築地塀の向こうから、高い鼓の音がしっかり聞こえている
あらためて京都はすごいところだと思った

それから本日はさらにえっらいやっちゃが×2

スーパーマップルで読める本日の軌跡
http://scoophand.cocolog-nifty.com/gps/060921.txt

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