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2006年10月 1日 (日)

森浩一の大切なもの展

秋学期が始まった
ほぼ2カ月の時間が自分の中に生み出した「なにか」を
各自が久し振りの友人に会うことで実感する喜びを祝い
今出川ならば、大抵の学生は59番の市バスに乗り
三条河原町で降りて東の方へ消えてゆく
詳しい事情を知っている者は、四条まで下りて西へ曲がり細い路地に面した店で
キャベツを肴に酒を飲む
しかし学生の身で鴨川を渡って東へ行く猛者はそうはいないと思う
もちろん昼間ならば話は別で、京都らしい土産物屋をひやかしながら
有名な甘党の店を過ぎて正面に見える祇園さんの石段に
思わずため息をもらす観光客に混じる地方出身の学生もシーズンになると沢山いる
そういえばお金の無い学生にとって
祇園さんの石段の交差点のちょっと北にある映画館はとてもうれしい存在だった

そんなことを思い出しながらシーズン突入直前でいつもより人通りの少ない雨の東山を
Sany0831 四条で西へ曲がり、一力さんを左手に見ながら花見小路を北へ上がる
祇園である
二つめの信号が祇園さん北を知恩院へ向かう新橋通
三つ目の信号の手前に橋が架かっていて下をあの白川が流れている
このまま川沿いに遡れば地下鉄東西線の東山駅の入り口の脇を通ってSany0826 府立図書館へ行く
橋を渡ったすぐ北の東西の通りが古門前通で、
その名の通り、この道の東は華頂短大と塔頭の間を抜け知恩院惣門に向かう
古くから古美術の店が多く並んでいることでも有名
Sany0877なるほど広い意味での祇園は祇園社門前と知恩院門前からなるのかと思いながら
その古門前通を西へ曲がったすぐのところにギャラリー○△□がある
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E135.46.39.837N35.0.13.869&ZM=12

Sany0879 10月3日(火)12時から、ここで「森浩一の大切なもの展」が始まる
師匠の森浩一先生は、とにかくあらゆるテーマにも分野にも知的好奇心の旺盛な人で
それが戦後の日本考古学と歴史研究を大きく前進させる原動力になったことは
多くの人の知るところであるが
そのまた原動力は人と人とのつながりではないかと思う
その知的好奇心の原動力の一部として
森先生と、これまた知的好奇心が旺盛な人々との関わりを物語る作品が展示されている
森先生と様々な人々との間で交わされてきた知恵や知識や感性が
これらの作品から”ずん”と伝わってくる

森先生は、やはり人間が好きで歴史を考古学を学んできたんだと、つくづく思った
手本である
10月14日(土)17時まで

詳細内容は、森浩一2006「森浩一の大切なもの展」『回想の食卓』大巧社

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