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2006年11月27日 (月)

cityな午後(25日)

時差ぼけで、昨日は21時に寝たが1時頃に目が覚めて、眠れないのでそのまま5時頃までロンドン歴史地図の読み直しをしながらBBCNEWS24を見ていたら、天気予報の女性がとにかく元気で、ロンドンにやってくる雨雲を溌剌と説明してくれる
どうやら雨の降りやすい天気らしい
スポーツニュースはクリケットとフットボールとラグビーとテニス
色々な意味で面白い
なにか色々な意味で面白いかは来年度の授業で

やはり、日の出ぎりぎりになって睡魔に襲われる
が、これで時差ぼけ離脱か
今日の目標は、ローマ時代に起源の遡るcity wallと
17世紀の中ごろにおきたとロンドン大火以前の史跡をできるだけめぐること

昨日は夜でわからなかったが
25005 Hammersmith駅ビルは2階が大きなバスターミナルで
1階はちょっとしたモールになっていて、じゅうぶん買い物が楽しめるところ
zoneは2で、undergroundと言いながら線路はまだ地下にもぐっていない
シティを出てウエストミンスターを出てケンジントンを出た先
ちょっと違うが、なんとなく北大路に近い環境
駅の窓口で1・2zoneの1day travelcardを4.9ポンドで買う
自動改札を抜け、underground mapを見てDistrict線のMansion Houseへ向かう

25006 幸い座れたので、mapをひろげて有名な駅の名前を確認しながらMansion Houseまで約30分
Way outのサインに従って出口に向かい、セントポール寺院の案内を目印に地上に出ると
曇り空を背景にセントポール寺院の丸い尖塔が目に飛び込んでくる
3年ぶりの再会
地図を確認してロンドン博物館へ向かう
もちろんロンドン博物館への最寄り駅はセントラル線のセント・ポールズだが
1ゾーンの地下鉄駅は短い距離でたくさんあって、cityそのものも狭いので
乗り換えよりも、自分に便利な線の最寄りの駅をつかった方が良い場合がある
今回はまさにそれ
セントポール寺院の東の通りを北へ向かうと、すぐに3年前と同じ風景が目に入ってくる
ロンドン博物館の周辺はロンドンの都市の歴史の一番古い地区で
なかでもロンドン博物館はAD120年頃に築造された砦のすぐ西あたりにあたっている
また中世のロンドンを象徴する市壁の一部を生きた展示の一部としている

25081 市壁は、当初秀吉の土塁と同じ盛土だったようだがローマ時代の終わりには石積みの城壁となり
全体としてテムズ川に対して横長の長方形の配置を示す
ただし、その北西におかれたローマ時代の砦は、その北西隅ではなく
ロンドン博物館のあるあたりは市壁の角がとれたような、北西隅のえぐれた多角形をみせる
ロンドン博物館の東の庭に見えるのはその部分で
東からのびてきた北側の市壁が、ここで南に折れてしばらくつづく
ローマ時代の砦の西壁であり、中世のロンドンの北西隅の南北壁にあたる
ローマ人は、なぜこの部分を市壁の外に出したのだろうか
なお、現在その部分にセントバーソロミューの大きな病院と
12世紀にさかのぼるセントバーソロミュー修道院が建つ

博物館の手前の道からエスカレータで上がって橋を渡ると
3年前にランチをとったカフェがそのままある
けれども博物館のエントランスは3年前とは違って、広くきれいになったような
25015 どうやらエントランスと、ちょうど今回の踏査の目的に合わせたように
ロンドンの中世のコーナーが大幅にリニューアルされた、と思う
遺跡の調査成果がふんだんに活用され、都市ロンドンの成長がわかりやすく説明されている
詳しくは帰ってから
最高である
ショップも新しくなっていて
おもわず書籍のコーナーで時間をつかい
CHRISTOPHER THOMASのTHE ARCHAEOLOGY OF MEDIREVAL LONDONという
うってつけの本を見つける
言うこと無しである

田口先生から聞いていたが、この時期のロンドンは雨が多く
けれどもすぐにやんで、日が出て、という不安定な天候が特徴とのこと
今日も、展示をほとんど見終わった頃に家からの電話で外へ出ると大粒の雨
午後の踏査をどうしようかと思いつつショップで本を見ていたらかすかに日が射し始めている
これは行かねばと思い本を持ってレジへ
本が3冊で30.98ポンド
ふと財布を見るとTCはあるがキャッシュはちょうど30ポンド
あわてて小銭入れから1ポンド硬貨出す
ロンドンは物価の高いことでも有名だが
水曜日に京都駅で両替してきた45ポンドがもう無くなってしまった
残りは小銭入れに入ったわずか3ポンド
1ポンドが約240円なので700円ほど
いたって心細い
夕方にはTCを両替に行く予定にしていたが
これでは昼も食べられない
いやはやなんとも
まあともかく踏査はせねばと、3ポンドを握って街に出る
雨はやんだが風が冷たく強い
フード付きの薄手のスキージャケットでちょうど良かった

ロンドン博物館の東市壁を追いかけて南へfoster laneを行く
市壁の切れたところで東へ曲がる(Gresham st)とギルドホール(Guilghall)
12世紀に権利を獲得した商人達のシンボルでcityの行政の核となった場所
中庭を抜けGresham stにもどりすぐの道を見る
このギルドホールの東の通(Ironmohger)が、おそらく暗渠になっているがローマ時代のロンドンにとって重要な役割をはたしたウォールブルック川
25092 過ぎればBANK OF ENGLAND MUSEUMという重厚さに圧倒される建物を正面に見るMOOR Gate

そこからLONDON WALLまで北へ出て、東へかつての市壁の跡をたどる
途中、Bishopsgateで南へ折れ(ここを北へ行くとリバプールストリート駅)、25098Theradneedle stを過ぎたところでLeadenhall stを見る
このあたりがローマ時代の中心施設跡(フォルムとバシリカ)のあった場所
博物館でみたら、まるで平城宮や平安宮だった
Leadenhall stを東まがり、途中で大きな卵と教会を見て、Fenchurch stと合流するとまもなくALDGATE
cityの東西幹線の東の出入り口である
WALLの推定線はこのあたりでわからなくなるが、MINORIESへ出て南へ下ればすぐにtower of london
25111 陽がだいぶ傾いてきて、写真を撮るにはすっかり逆光なので、tower bridgeを渡ってテムズ川の向こうまで行く
19世紀にできた跳ね橋で橋と言うよりも芸術品のかたまり
ロンドン塔はテムズ川河口側からの攻撃に対する防御施設とも、cityの住民への圧力施設とも言われるが
25116 ロンドン塔はテムズ川から見ると普通のお屋敷で、北のtower hillから見ると圧迫感があった
なお、痕跡の途絶えていたwallは、このtower hillでその先端を見ることができる

25117 ロンドン塔の西濠に子供用のスケート城が出来ていて、そのためと一般の観光客でごった返すtowerから、さてpiccadilly circusへ出ようとしてバス停で路線図を見ると
都合良く小島さんが言っていた15番がある
待つほどもなく北ハイデッカーの2階の前から3列目に座る
小島さんが書いているように、セントポール寺院の南を通りcityを横断する
なるほどファリンドンロードがかつてのフリート川だったらしいことも
そこが低くなっていることからわかる

バスはそのままキャノンストリート、ストランドストリートを行き
チャリングクロスを越えたトラファルガースクエアで北へ折れる
CITYの東西線がオックスフォードストリートの延長にあたるハイ・ホルボーン~NEWGATE st~チープサイド~Fenchurch st~alogateだとはわかっていたが、これは丘の道で
なるほどキャノン~ストランドの南は急に下降してテムズ川にむかっているので川の道か
しかもその延長はthe mallを経てバッキンガムに突き当たるので
これは18世紀にはcityと王宮をつなぐ道でもあったのか
古代はロンドン橋と丘の道、中世以降は11世紀後半にできたウェストミンスターとの2元都市をつなぐ川の道
中世の頃には、これがセントポール寺院の西の正面につながっていた
しっかり意味があると思う

piccadilly circusは土曜の夕方でクリスマス準備開始ということで
すごい人波
手短に用事をすませ早々にホテルへ
やれやれ1day travelcardを買っておいてよかった
非常に面白い、色々見えてきた
明日、大英博物館の後、また歩きたい

23日にYAHOO ukでみたらずっと雨の予報だったが
25日の夜のBBCでは、日曜は曇りになっている
26日の朝のBBCのニュースでは、日曜日は晴れで月曜は雨らしい
博物館は明日に延ばし、ホルボーンからできるだけcityを歩こう
と思って起きたら雨が降っているではないか

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