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2006年11月 2日 (木)

法隆寺と筒城宮

本日は考古学と歴史文化情報の勉強会第2回目

最初は渡邊俊祐くんの「中門」
法隆寺の成立に関わる再建・非再建論を皮切りにして
法隆寺の伽藍配置の説明をおこない
あの梅原猛が一世を風靡した中門の意味に挑戦
法隆寺中門というひとつのモニュメントに対して
5つの見方があることを説明してくれました
歴史文化情報の考え方とは、まさにこのことで
多面体である人間の歴史とその結果を
いくつもの見方で考えていける力をつけていってくれるものと思います

次は坂田桂一くんの「継体天皇」
京田辺キャンパスの近くに宮をおいたと言われる継体天皇(大王)の
出自と生涯を日本書紀と古事記の記述をたどり説明してくれました
継体天皇について書かれたある図書を参考にして
詳細に系譜をたどり
登場人物の関係も把握し
さらにきちんと年を追って継体の事績を確認してくれました
考古学も歴史研究も同じように時の流れの正確な把握が重要です
最も基本的で当たり前のことですが
物事を分割して整理していくと、つい相互の関係が見えにくくなって
うっかり見落としがあることもまま
良い勉強をしてくれました

ふたりのテーマは既存の分野では「建築史」と「古代史」ですが
前者は「若草伽藍」にかかわる遺跡研究と
後者はまさに後期古墳の研究と密接に関わっています

研究史と史料の読み方に磨きをかけて
模索を始めてほしいとおもいます

次回の予定は11月17日(金)

昨日から渡邊くん製作の京田辺キャンパス紹介ビデオが
大学サイトで公開開始されました
ぜひ御覧下さい

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