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2006年11月10日 (金)

博物館をはしごするの巻

来年度の段取りの関係で博物館を3つはしごする
堺市立博物館から大阪城天守閣へ向かう途中で教務から電話
天守閣で北川さんに挨拶した後、郷里の英雄、真田幸村に会う
六文銭の旗印で有名な幸村にちなむ資料が長野以外に大阪・和歌山に残されていることを知る
展示を見学しながら、来年のプロジェクト3でやることを思いつく
これが研究室に籠もってばかりでは得られない学びと研究

二の丸庭園の向こうに見えるオフィス街を見下ろして一瞬大阪時代を思い出す
多言語が飛び交い、高校生が跳ね回るにぎやかな本丸からを山里郭を経てOBPを抜けて京橋へ
このあたりは一番水の都を感じるところ
久しぶりの大阪なので、安くて旨いものを食べようと京橋まで来たが
結局290円の豚丼(味噌汁付き)

京橋から加茂行きに乗って奈良博へ
正倉院展は平日だから余裕でみられると思ったら
なんのなんの、大阪城公園と同じかそれ以上の混雑
061110_15430001 長蛇の列に並んで入館
国家珍宝帳とあわせて博物館展示見学の人たちを見学
入館してまず驚いたのが、音声ガイドの普及
エントランスのカウンターで多くの人たちが音声ガイドを借りている
これはもっと工夫とコンテンツに力をいれるべきものかも
この数年、とくに奈良博の企画力は高まっていて、入館前も入館後も丁寧なサポーターが
見学者の手助けをしており、館内の混雑にもかかわらず展示見学はスムーズ

噂の国家珍宝帳は
光明皇后が聖武天皇の四十九日に東大寺おさめた御物の願文につづくリストとのことで
そのうちの武具は恵美押勝の乱で利用され出されたが、もどされ一部が現在に伝わるという
正倉院御物の保存状況の良さはもちろん特筆されるが
そのなかでも国家珍宝帳はつい数日前に作成したもののような確かさをもっている
最後の行ちかくに藤原仲麻呂の署名がある
ため息

今回は遺跡関係の人間になじみのある馬具が種々展示してある
歴史資料館に展示している馬形埴輪の馬具と見比べよう
先々々週にプロジェクト2で話しをした巴文の原型と言われる鞆がある
鏃のついた矢もある
海獣葡萄鏡の文様に似た八稜鏡もある
十分満足して表へ出ると
奈良の写真では有名な飛鳥園
その隣は大昔にNHKの朝ドラで舞台になった日吉館
今は休んでいるがかつてここに泊まって博物館実習に行った
そしてその隣は釜飯で有名な志津香

これだけの人が博物館と歴史遺産を楽しんでいる
前から言っているように、歴史遺産活用研究の重要性はこれから一層高まる
明日は森浩一先生の春日井シンポジウム
さてここで問題です
「鳥羽の原稿はいつ書いているのでしょう」

唐古・鍵考古学ミュージアム2006『弥生時代の青銅器鋳造』
田原本町教育委員会2006『弥生の絵画』
田原本町教育委員会2006『田原本町文化財調査年報14』
堺市博物館2006『茶道具拝見』

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