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2007年1月26日 (金)

遺跡の活用を考える研究会

第1回遺跡整備・活用研究集会が、1月25日と26日に奈良文化財研究所でおこなわれました
今回のテーマは遺跡の教育面に関する活用です

報告は
・伊勢湾噴火湾文化研究所の青野友哉さんによる「北黄金貝塚における史跡の教育的活用」
・静岡市市民環境局文化スポーツ部文化財課の中野宥さんによる「登呂遺跡における教育面に関する活用」
・千葉市立加曽利貝塚博物館の村田六郎太さんによる「加曽利貝塚における実験考古学と体験学習」
・高崎市教育委員会の若狭徹さんによる「保渡田古墳群の整備・活用」
・名古屋市見晴台考古資料館の村木誠さんによる「見晴台遺跡での取り組み」
・斎宮歴史博物館の泉雄二さんによる「史跡斎宮跡の取り組みについて」
・国東市歴史体験学習館の有馬孝さんによる「安国寺集落遺跡での取り組み」
・福島県文化財センター白河館の藤谷誠さんによる「まほろんでの取り組み」
・群馬大学教育学部附属中学校の小林大悟さんによる「学校教育における考古学的アプローチの活用について」
・NPO歴史体験サポートセンター楽古の福田和浩さんによる「楽古の挑戦」
・奈良文化財研究所の中島義晴さんによる「遺跡の教育面の活用に関する連携の事例」
でした

これまで何度も言ってきたように
鋤柄の文化情報でのスタンスは
遺跡の調査成果を社会還元する歴史遺産活用も大きなテーマとしている
これは大阪で埋蔵文化財行政に携わっていた時の経験をふまえた
今の考古学と文化財行政が一番求められている切実な思いを形にしたものだが
その源流は、以前から師匠の森浩一先生が推進している
「考古学は地域に勇気をあたえる」にある

考古学と埋蔵文化財は、ただ掘るだけのでもなく
一部の学者たちだけのものでもなく
学術財としてまた社会資源として
ひろく社会に還元し
それがもっている根源的な意味を共有し有効に活用されるべきものなのである

同志社大学の考古学はずっとこのことを考えてきたもので
奈良文化財研究所でのこの研究会はとても歓迎されるべきもので
これからの発展が大いに期待されます

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