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2007年1月27日 (土)

佛教大学アジア宗教文化情報研究所シンポジウム

佛教大学アジア宗教文化情報研究所は嵯峨野広沢池のすぐ南西にある
帰りのバスに乗って初めて知ったが
三条京阪から今出川の同志社前を通って立命の前を通って行く宇多野・山越行きの59番の終点にある
思えば59番は大学から三条京阪へ行くとき以外めったに西行きは乗ったことがなかった

ということになるので、このバスは3つの大学をつなぐバスということになる
とても立派な施設で、数年前に佛教大学が入手した洛中洛外図のレプリカが壁をかざり
中庭には須恵器の窯が移築されている
あらためて時間をとって見学したいところ

テーマはタイトルの通りで
この研究をリードされている門田先生のプロデュースによる
200人ほど収容できるきれいなホールはほぼ一杯で
中国の吉林省文物考古研究所所長の金旭東さん
韓国の韓神大学校教授の権五栄さんが
それぞれ集安の遺跡と百済の遺跡について
都城とその祭祀を中心に報告された

鋤柄の専門は、宮都というよりも
もっと普遍的に存在した都市や集落であるが
それらはもちろん宮都と切り離して考えることのできないものであり
その意味で日本、東アジア、ヨーロッパと比較して
刺激になるシンポジウムであった

なかでも権五栄先生の報告では
百済王都とされる風納土城の祭祀遺構が
年末に見学した四条畷の遺跡と類似するものとして紹介されており
あらためて東アジア文化圏のまとまりというものを感じることが出来た

森浩一先生の授業では
先生が専門とした古墳時代の文化の探索をひろげるなかで
必然的に朝鮮半島や江南の遺跡の調査や文化についても学ぶことになった
その時は、あまりふかく理解はできなかったが
そういった知識が記憶の断片として残っており
その後の研究の広がりの元になっている
あたりまえのことではあるが
それぞれの国の歴史は別々に動いているようで実は密接な関係をもっている
考古学や歴史を文化情報で学ぶと言うことはそういった広い視野をもつということでもある

部屋の扉の外にさまざまな研究会の案内を貼りだしている
3回生になる学生君たちは
その時はわからない話しかもしれないが
必ず後で活きてくるので
臆せずどんどん参加してほしいと思う

時間がとれれば年度内にソウルへ行きたいが

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