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2007年5月23日 (水)

森浩一のささやかな歩み展

昨年の秋に続き、森浩一先生の所蔵品の中から
森先生のこだわりの品を紹介した展覧会が
祇園の○△□で開催されている

森先生の学びの軌跡をたどりながら
考古学に関わったさまざまな人との出会いの面白さと重みを実感する
後藤守一先生との出会い
井上光貞先生との出会い
松本清張さんとの出会い
司馬遼太郎さんとの出会い
考古学が人を学ぶ学問だということが実感させられる

八幡一郎先生による「子持勾玉の研究」の書評(『人文学舎』)も
そんないくつもの出会いのかたまりの中のひとつ
難解だが非常に格調の高い文章に学問の徒としての姿勢と人柄を感じる
森先生は、この『人文学舎』に啓発され、のちに『民俗と技術』という二冊の大著をつくりあげたという

目の回るような速さで進化する学びの形の中にあって
しかしずっと変わらない学問の芯の部分を見た気がした
今、学びを推進している人にも
これから学びに取り組もうとしている人にも
ぜひ感じてもらいたいことのひとつだと思う

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