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2007年6月 5日 (火)

寒梅研究会:谷口君の巻

寒梅研究会の第1回報告は谷口君
テーマは卒論の資料を元にして
問題の所在の枠組みを西園寺氏においたもの
遺跡情報と文献史研究の成果の融合に大胆に踏み込んでくれた
菱田さんも言っていたがマクロ的な視野とミクロ的な視野の融合もはかられていた
これまでこのテーマにとりくんでいたのは実は網野善彦先生のみ

もっと早く考古学の人間が取り組んでも良いところだったが
遺物研究へのこだわりと文献史研究をふくめた総合的な見方には慎重な姿勢であることが求められた時代が長く
なかなかこういった視点での研究が登場することはなかった
もちろんそれらの融合がただのあてはめや予定調和になってはいけないので
個々のデータの精査な解釈と融合に際しての因果関係の合理性には注意しないといけないが
谷口君の報告を聞きながら
一瞬ではあるが、かつて日本考古学史の大きな転機となった
高松塚の被葬者論争を思い出して少し心が震えた

来月は松本さんの報告とあわせて、谷口君の昨日の報告の一部について
菱田さんの専門分野と鋤柄の専門分野の協業もあわせた
重層的な歴史情報の地理情報的なアレンジの実験も行われる予定

詳細はこちらまで
http://kambai.blog103.fc2.com/

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