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2007年7月 3日 (火)

最強のツール

今回は、文化情報学の金明哲先生に教わって、Rで等高線を描くことにします
これは、数量化された鳥羽離宮跡の遺跡情報をイメージ化して
それが物語る意味を考えるためです

R version 2.4.1 (2006-12-18)

まずは金明哲先生のホームページを参考にして
Rをインストールします
さらにここではとくに「akima」というパッケージをインストールします

まずはakimaを立ち上げます
> library(akima)

次にデータを準備します
データは、鳥羽離宮跡の調査地点データを使います
形式はcsvでファイル名は仮にtoba.csv
x y z
135.749601 34.954014 20
135.743866 34.949302 12
135.743884 34.948473 9
135.743719 34.948134 3
135.743412 34.948069 23
135.753577 34.953331 3

あとは次の様に
まずCドライブのtempフォルダに入れたtoba.csvをRに読み込んで「toba」という名称を付けます
> toba<-read.csv("c:/temp/toba.csv",header=T)
このデータは整ったメッシュ構造になっていないので、次にinterpという補間関数を使って線形補間で等高線のかけるメッシュ構造にします
> interp(toba$x,toba$y,toba$z)
生成されたデータをtoba.liという名称で保存します
> toba.li<-interp(toba$x,toba$y,toba$z)
ここからさまざまに加工表示します
まずは暖色系の濃さを変えたもの
> image(toba.li)
それに調査地点の場所を入れます
> points(toba)
さらにそれに等高線を入れます
> contour(toba.li,add=T)

表示された図の左上が京都南インターチェンジで
右上が近鉄の竹田駅です
ピットの定量分布をみれば、南殿に大きなピークがあり
東殿にはいくつかのピークがあります
またそれぞれ不規則な形で、その裾野の広がりが見えます
もちろん遺跡情報の動向には自然のものとは違って正規分布のような考え方は通用しません
Photo_74 けれどもこれらのイメージには、未調査地点のがどうであったのか知るなんらかのヒントが含まれている可能性があります
それを知るためには、さらに、ほかの種類の遺跡情報や遺物情報を重ねることが必要です
それらを総合することで、未調査部分を含めた鳥羽殿の構造を復原することが可能になるでしょう

金先生ありがとうございました

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