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2007年7月16日 (月)

古墳を測る、山城を測る

台風が過ぎ去った15日の午後
Dsc01109 京田辺キャンパスの下司1号墳で墳丘の測量実習をおこないました
方法はふたつ

ひとつは従来から行われているレベルと平板を使った墳丘測量法
もちろん、自然地形と人工地形の違いに注意した遺構測量

もうひとつはトータルステーションにより複数の点を測量して
そのデータを「R」で等高線生成するもの
後者の場合、その等高線は、金先生によれば線形補完されたものから生成されたものという
ところが、古墳は自然地形と違うので、不自然な形状がいたるところにある
そんな対象に対して、線形補完で等高線を生成するのが妥当かどうか

そこで
(1)墳丘に対してメッシュを張った形を意識して測点を配するもの
(2)墳形が単純な円墳の場合なら、墳頂から等高線と直交するかたちで測点を配するもの
(3)墳丘形状の細部を意識して、形状の変化地点を基準に測点を配置するもの
の方法を考え、そのうち(2)と(3)について実習をおこないました

予想では、こういった方法以外に
形状の変更点を測点の前提にしながら、その測点によって線形補完で生成されるデータを点も予測して、測点を選ぶと、最も忠実な形状記録になるのではと思うのですが

こういった測量法の経験者はよく知っているように、忠実な墳丘測量をめざせばめざすほど
実作業量は、従来型の平板測量とあまり差の無いものになってしまい兼ねず
自然地形の測量はともかく、遺構の形状測量には、まだまだ克服しなければならない問題を多く含んでいるものと思います

ただし、周知のように、デジタル化したデータの汎用性はアナログデータに対して比べようもないほどに大きく、その可能性はやはり注目されるものです

リアルタイム性については、ブルーツースなどで常に出力してRで再計算をさせ続ければ、それほど困難なものではないと思いますが

山城調査でも期待されているこの方法
はてさて今後の展開はいかに

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