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2007年7月18日 (水)

7キロ歩く

文化情報学部の文化担当のスタッフの一員として
祇園祭のいずれかには毎年触れておかなければと思い
長刀鉾の巡行帰りを四条新町で待つ
ここで巡行を見るのはほとんどが地元の人間だと思っていたら
隣のサラリーマン達はなんの人波かわからないままにその登場を待っていたようで
出張で得た意外な幸運に驚いていた
http://scoophand.cocolog-nifty.com/gion2007.mp4
長刀鉾について、すっかり人波がひいた四条を東へ向かい
東洞院でその終わりのお囃子を聴く
いつも思うのだが、京都のお祭りはあれだけ有名なものにもかかわらず
とても日常生活になじんでいて、ときにはなにか不思議な物足りなささえ感じる
長刀鉾のお囃子が消えていく脇を、ふつうに市バスが通り抜け
午前中の喧噪が幻だったかのように四条通りはいつもの顔に戻る
けれども麩屋町の角には八坂の竹柱が残っており
脇道に入れば、商店の人たちが今年の巡行の人出を立ち話する
日常の中に溶け込んだ祭りの姿がまさに京都の文化なのだろうか

村の祭りは晴れの場と時間で
その終わりには名残惜しさが糸をひく
田舎から出てきて四半世紀を過ぎるが、未だにこのギャップが
京の祭りを新鮮なものに感じさせてくれる

高島屋を南へ折れて最初の押しボタン式の横断歩道を渡って東へ
おしゃれな和食レストランのならぶ路地をぬけて高瀬川から団栗橋へでる
水面を見下ろすと釣り人が数人
鴨川で釣りとは風流なと思いながら大和大路へ
20日に東京で話をするが
その話の中で確かめたいことがあって六波羅へ
建仁寺から珍皇寺を経て三盛町から池殿町へ
ザックの肩に揺れるGPSを感じながら
やはりそうだろうと納得しながら

「本で得た知識を、目で見て確かめ、歩いて納得する」

約束の時間が迫ってきて少し残してしまったが
後でGPSのログを見ていたら7キロ歩いていたようだ

森先生も、京都は見直せば見直すほど面白いと言っていたが
見直したいと思った時に
歩いて確かめに行ける距離にいることにあらためて感謝
来年はできたら四半世紀ぶりに還幸祭に行ってみたいが

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