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2007年7月 2日 (月)

コラボが2つ-寒梅研究会(松本さんの巻)-

工学部の金田先生のチームとは以前から上京区のイベント関係で共同研究をおこなっており、金曜日はその会議が今出川で
今日はこの4月からはじまった府立大学の菱田先生との共同の勉強会
場所は寒梅館
本日は京大院の松本さんの報告
テーマは鎌倉遺文にみる土地売券を材料にした、中世前期の左京の構造へのアプローチ
鎌倉遺文のページをめくり、左京域に該当する売券の史料をひたすらデータベース化したという
卒論の時に、図書館に籠もって「群書類聚」と「続群書類聚」と「続々群書類聚」のページをひたすらめくって、「土器」や「かわらけ」の文字を探したことを思い出す
京都の土師器皿(かわらけ)の編年の背景を考察するためだった
あの成果を超える調査は未だに無い
どんなに精巧な分析をしても、元のデータに執着心が無いと
その成果は意味のあるものにならない
松本さんの苦労の成果は、新しい議論をたくさん生んだ
あらためて言うまでもないが
データの収集とそのビジュアル化はとても重要な研究基盤である

その意味で同じ重要性をもった報告を谷口君が続ける
前回の報告を発展させるため
岡山平野の古代・中世的景観をとらえるための海岸線の復原を
イドリシでおこなう
もちろんこのデータだけでその課題を解決できるものではないが
画面を見ながら話題がひろがり、その先になされるべき議論が見えてきた

詳細はこちらを
http://kambai.blog103.fc2.com/

菱田さんの提案によって、秋学期はこのグループでもうひとつ別のプロジェクトが立ち上がることにもなった
とても刺激的で元気をたくさんもらった時間だった

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