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2008年4月 7日 (月)

雨の法住寺殿

と言っても一部のマニアしかわからず
雨の蓮華王院と言ってもそうは変わらないかもしれない
雨のハイアットと言えば大体の人にはわかるのだろうか
言うまでもなく雨の京都国立博物館のことで
明日から暁斎の特別展示がはじまる

河鍋暁斎は、幕末から明治に生きた画家で
初めは浮世絵を学び、後に狩野派を学び
そのユニークな画風は、時代性もあって
特に海外で高く関心を呼んだと言われる
確かに
泣きたくなるほど面白いというキャッチそのままである
けれども
もちろんただ面白いではなく
ずっとその作品群の中にいると
暁斎という人物の技術の高さと芳醇な感性の勢いに圧倒され
なるほど文化というものは
こういうものだったかと深く得心できる気持ちになる

文化情報学部の学生君達も
ぜひ、この文化に圧倒される感じを受け取ってほしい
情報はその「感じ」の中から
「感じ」がわかって初めて得られるもの
文化とは人なり、である

隣の平常展示館は
特集陳列として「平安時代の考古遺物」が2室でひらかれている
最近京都の原稿を書き上げたばかりだったので
これまでと違った目で見る
六勝寺の時代の瓦は、やはりやや小さいのだろうか
道長の経筒が何気なく置いてある
緑釉の経外容器が光る
胴に描かれた3条の線は、その後常滑の壷につながる
その意味は仏教思想によるとも言われるが
金属製の経筒を見ていたら
つなぎめが元だろうかとも

花背経塚の資料が並んでいる
確かに3足の土器は火舎で
岩手と鳥羽と新町で出ている不思議な壷もある
明日から新学期
今年もたくさんの話をしよう

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