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2008年7月 9日 (水)

手間をかける

文化情報学部の1期生たちの学部最後の春学期が終わろうとしている
各自、就活に卒論にクラブにあわただしい日々を送っているようだ
彼らを見ていて思うことがひとつだけある
何事にも通じることだけれど
手間を惜しまないでほしい
やり直すことをおそれないでほしい
一見すると無駄な時間のように思えることであっても
何度かやり直しをするうちに
見えないことも見えてくることがある
学問に王道はなし
それはたとえどれほどパソコンのCPUが上がっても同じこと
頑張れ若者

とういうことで
久しぶりにコンターラインのトレースをおこなってみた
10月に善光寺でおこなわれるシンポジウムの準備である
思えばコンターラインのトレースの歴史は長い
旧石器遺跡の百花台の報告書を作るときに、長崎県のコンターラインのトレースをした
もちろんロットリング
一番大きな仕事はもちろん南河内の中世職能民の論文を書いたとき
その次は大坂城と上町台地の仕事をしていた時だった
まずは2500分の1の地形図のコンターを探して色鉛筆でトレースして
それを適宜縮小してあらためてロットリングでトレースをする
最近はデジタルマップのおかげてその機会が無かったが
善光寺の微地形はデジタルマップでは出ない
080709_101101 やはりコピーした原図に色鉛筆でコンターを探す
どの程度の縮尺が良いかと2度ほど図面を作り直す
その後、スキャンした原図をイラストレータでトレースする
現在の善光寺は、元々その北西にあった湯福川の氾濫原を造成して
作り直されたものという
問題は中世の風景である
3日かけてできあがった図面を見ながら
何度かやり直している間におもしろいことに気づく

頭の片隅では東大の高橋さんから教わった瀬田勝哉さんの即成院の論文の一節が気になる

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