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2008年9月13日 (土)

喜界島

その島は、奄美大島の東方約25kmに位置する
低平な台地状の島で、周囲はサンゴ礁原で囲まれる
現在の行政区は鹿児島県大島郡喜界町
面積56.87平方キロメートル
源為朝や平家の落人伝承があり、島北端部の七城跡は平資盛が13世紀はじめに築城したとも、15世紀後半に琉球の尚徳王が築いたとも言われる

その遺跡の名は山田半田遺跡
島の東を南北にのびる低い丘陵の西麓にある
島のほぼ中央で、城久(ぐすく)遺跡群のひとつ
掘立柱建物が建ち並ぶ集落遺跡で墓や鍛冶炉や石敷遺構があり
徳之島のカムイヤキや多彩な中国陶磁器などが見つかっているのは自然であろうかが
その中に灰釉陶器碗が混じっている

混じっているという表現は適切ではないが
南西諸島で灰釉陶器が見つかったのは初めてではないだろうか
大宰府との関係を示す史料はあると言うが
なにかもっと大きな出来事を
この資料は物語っているような気がする
できれば3月頃見に行きたいが

琵琶湖北端の町塩津で
12世紀代の神社が見つかっている
神社関係の最近の遺跡では
京都府宮津市の天橋立の近くの例が注目され
かつての事例では、山形県の大楯遺跡や十三湊の山王日吉神社などなど
大量の土師器皿が出土しており
面白いのは水運業者が木簡に書いた起請文
すぐ東に式内社の塩津神社があり
中世の水運と港町の構造を知る上で非常に重要
できればこれも見に行きたいが

兵庫県神戸市の塩田北山東古墳(4世紀前半)から
三角縁一仏三神四獣鏡が
良好な状態でみつかっている
粘土槨木棺の内部とのこと
兵庫県立考古博物館で
発掘された日本列島2008展
本日オープン

京都へ戻ると「関西考古学の日」ということで
四条烏丸にほど近い2カ所の遺跡が公開されていた
朝の雨がうそのような強い陽射し
1カ所は大丸の北
京都の繁華街のど真ん中を象徴するように
無数の土坑と溝が縦横無尽
秋学期の最初の授業では
この夏注目の京都の遺跡を紹介しよう

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