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2008年12月18日 (木)

高島市池の沢遺跡

歴文研ゼミ1期生の4回生は卒論のラストスパートである
一方2期生となった3回生のうちの一人は庭園に関心があるという
というわけでもないが
滋賀県高島市の池の沢遺跡を見学する

鎌倉時代の庭園がほぼ完全な形で残っているという
京都市街から約40キロ
比良山を西に見上げる朽木村井の安曇川右岸段丘上である
北と南を沢で区切られ、西には山が迫る
その山から延びた尾根が庭園の北に続き、岩盤が一部露出する
庭園は、その岩盤尾根の先端を北の端におき
その裾から湧き出る泉を水源として南にひろがりのびる
水源には石組が設けられ石の大きさを減じながら西の護岸が続く
池の中央には、岩盤を利用した中島が築かれている
岩の中島は西園寺の北山殿の池や
大覚寺の池に通じ
山との関係は法金剛院や金剛心院を想像させる
安曇川を見下ろす全体の風景は会津坂下の陣が峰城にも似ているが
ちょっと想像が過ぎるだろうか
沢をはさんだ北も館跡に推定されており
平泉のような複数の館から構成された空間だった可能性がある
後一条天皇に関わる伝承を持つという
今後も注目していきたい

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